「あざみ野駅」の版間の差分

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2022年2月16日 (水) 13:30時点における版

あざみ野駅(あざみのえき)は、神奈川県横浜市青葉区あざみ野二丁目にある東京急行電鉄(東急)と横浜市交通局横浜市営地下鉄)のである。

東急の田園都市線と、横浜市営地下鉄のブルーラインが乗り入れ、接続駅となっている。ただし「ブルーライン」は営業上の路線呼称であり、正式路線名は当駅から関内駅まで「3号線」である。

歴史

  • 1975年昭和50年)12月 - 着工。
  • 1977年(昭和52年)5月25日 - 東急の駅が開業。
  • 1993年平成5年)3月18日 - 横浜市営地下鉄3号線(ブルーライン)が新横浜駅から延伸、乗換駅となる。
  • 2002年(平成14年)3月28日 - 東急田園都市線の急行停車駅となる。
  • 2006年(平成18年) - 西口ロータリー改良工事が施行・完成。
    • 3月末 - 交差点の改良(横断歩道の位置変更、歩行者横断専用時間の設定)が完成。
    • 7月末 - 一般車・タクシー・バスの各専用レーンが完成。
    • 8月 - 駅東西を結ぶ道路に右折レーンを設置。
  • 2008年(平成20年)7月末 - 西口駅前広場上屋拡張が完成。
  • 2012年(平成24年)5月末 - docomo Wi-Fiによる、無線LANサービス開始。

駅構造

東京急行電鉄

相対式ホーム2面2線を有する高架駅。改札口は1階にあり、ホームは2階にある。

非常用設備として折り返し設備(渡り線)を江田駅側に有する(2003年7月新設)が、通常は使用されない。主にあざみ野 - 長津田間で事故等が発生した際に使用されており、併せてあざみ野行の行先方向幕LEDも東急・東京メトロ・東武車全車に装備されている。また、以前臨時で設定されていた当駅始発列車は江田駅の待避線留置していた。

田園都市線の急行運転開始当初は通過駅であったが、横浜市営地下鉄の接続駅となり乗降人数が増え、市民および横浜市からの強い要請もあり、2002年3月28日のダイヤ改正時に急行停車駅となった[1]

駅長所在駅。あざみ野管内として当駅 - 田奈間を管理している。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 田園都市線 下り 長津田中央林間方面
2 田園都市線 上り 二子玉川渋谷Z半蔵門線 押上東武線 春日部方面

駅構内設備

有人の定期券売り場は1階にあり、東急バスの定期券も併売される。

待合室はない。上りホームに売店があり、下りホームには洋菓子店「123ファクトリー」がある。かつては改札内にも喫茶店があったがこちらは2004年に閉店している。

改札外駅構内にはあざみ野駅内郵便局がある。2004年11月20日にはランキンランキン、カフェ、惣菜屋、テコプラザ、青葉区役所出張所などの8店舗の小型商業施設も開業した。

トイレは改札内1階と小型商業施設の奥にある。

横浜市営地下鉄

島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札口は地下1階にあり、ホームは地下3階にある。

2007年4月7日ホームドアの使用を開始した。

のりば

番線 路線 行先
1・2 ブルーライン 横浜湘南台方面
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。

駅構内設備

バス定期券売り場は2008年4月19日をもって営業を終了した。同所での地下鉄定期券の販売は2007年夏で終了した。待合室はない。トイレは地下1階にある。

改札外駅構内にコンビニエンスストア売店、コーヒーショップ上島珈琲店、赤ちゃん休憩室(授乳室)がある。

利用状況

1日あたり乗車人員の推移

東京急行電鉄の1日平均乗降人員は 134,569人(2013年度)[2]である。 横浜市営地下鉄の1日平均乗車人員は39,496人(2012年度)である。

近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。

年度 1日平均乗車人員[3]
東京急行電鉄 横浜市交通局
1998年 46,639 32,362
1999年 48,341 33,714
2000年 50,483 35,842
2001年 51,702 35,855
2002年 54,690 36,803
2003年 57,702 37,542
2004年 59,975 38,668
2005年 62,958 39,926
2006年 65,788 41,570
2007年 68,765 46,055
2008年 66,017 39,680
2009年 64,891 39,020
2010年 64,755 38,897
2011年 64,610 38,548
2012年 65,848 39,496

駅周辺

東急東口

店舗など

東急西口

2006年に西口ロータリー改良工事が施工された。これにより、歩行者が駅前広場内を横断したり、交差点での自動車の渋滞、駅前広場内で一般車がバスタクシーの走行を阻害するといった問題が解決された。また、2008年7月末には西口駅前広場上家拡張工事が完成し、雨の日にバスを待つ列に並ぶ際に傘をさす必要がなくなった。

店舗など

地下鉄出口1

  • 横浜信用金庫
  • 横浜銀行
  • 新石川中村公園
  • 向根公園

地下鉄出口2

  • 山内地区センター
    • 山内図書館

地下鉄出口3

地下鉄出口4

  • あざみ野駅内郵便局
  • みずほ銀行あざみ野支店

路線バス

西口

あざみ野駅

乗場 系統 主要経由地 行先 運行事業者
1番 あ24 あざみ野団地・もみの木台 虹が丘営業所 東急
新23 もみの木台・真福寺・山口台中央 新百合ヶ丘駅 東急
小田急
向11 保木入口・聖マリアンナ医科大学 向ヶ丘遊園駅 小田急
保木入口 生田営業所
2番 あ71 黒須田 あざみ野ガーデンズ
東急
あ72 みすずが丘
た51 保木入口 たまプラーザ駅
東名江田 江田駅
保木 虹が丘営業所
3番 テンプレート:駅番号 もみの木台・虹が丘団地 すすき野団地 東急
た26
あ27
もみの木台・虹が丘団地 すすき野団地
鷺21
あ28
あざみ野団地・もみの木台 虹が丘営業所
4番 た26 新石川二丁目 たまプラーザ駅 東急
あ29 荏子田三丁目 美しが丘西
田園調布学園大学
5番 た63 元石川高校 たまプラーザ駅 東急

駅名の由来

あざみ野#地名の由来 を参照

その他

  • 駅ナンバリングを採用した現デザインの駅名標導入までの約1年間、通常の東急共通の赤色帯ではなく、田園都市線のイメージカラーである青緑色の帯の駅名標になっていた。
  • 田園都市線の駅開業時に製作された記念乗車券1978年の「第1回記念きっぷ大賞」で、私鉄部門大賞を受賞した。当駅と菊名駅桜新町駅つくし野駅蓮沼駅藤が丘駅の5駅間の乗車券がセットされ、それぞれにちなむ植物が描かれていた。
  • 横浜市営地下鉄ブルーラインは、当駅からすすき野を経由して新百合ヶ丘まで延伸する計画[4]があるが、2009年時点では具体化していない。
  • 2009年に田園都市線の駅名標に追加された中国語表記は「薊野」であり、高知県にあるJR四国の「薊野(あぞうの)」駅と同じもの[5]となっている。

隣の駅

東京急行電鉄
田園都市線
急行・準急
たまプラーザ駅 (DT15) - あざみ野駅 (DT16) - 青葉台駅 (DT20)
各駅停車
たまプラーザ駅 (DT15) - あざみ野駅 (DT16) - 江田駅 (DT17)
横浜市交通局
ブルーライン(3号線)
快速、普通
B31 中川駅 - B32 あざみ野駅

脚注

  1. 横浜市発表資料「田園都市線あざみ野駅への急行停車が実現へ」(2000年10月)(2001年2月19日時点のアーカイブ
  2. 各駅乗降人員 - 東急電鉄
  3. 横浜市統計ポータル http://www.city.yokohama.lg.jp/ex/stat/index2.html#3
  4. 詳しくは「横浜市営地下鉄ブルーライン#延伸計画」を参照。
  5. 正確に言えば、簡体字による表記なので日本語における薊と少々異なる(

関連項目

外部リンク